前回はベルギー以外で初めて訪れた都市、ルクセンブルクをご紹介しましたね。
今回はまたベルギーに戻り、普段ベルギーに住んでいなければなかなか行く機会がないであろう街、「モンス(Mons)」を紹介します。
モンスという名前、なんだかいかつい響きですが(笑)、今回はこれまで主に北上してきた旅路から一転、南へ向かい
シャルルロワ・セントラル→モンスへ
モンスへはブリュッセルから「シャルルロワ・セントラル(Charleroi-Central)」という駅を経由しました。

このシャルルロワはブリュッセル国際空港とは別に、「ブリュッセル・サウス・シャルルロワ空港(Brussels South Charleroi Airport)」もある街で、名前のとおり南側に位置しています。飛行機関連の話はまた別の投稿でご紹介しますね。ちょっと話はそれますがブリュッセル南駅という駅がやはり治安が悪く、線路を一枚写真撮っただけでわかる汚さ...

ベルギーの闇です。
さて、移動は乗り換え時間も含めて約1時間半。
モンスはやや地味な都市ですが、探せば魅力的なスポットがたくさんあります。早速行ってみましょう!
到着すると意外と綺麗(失礼)で観光地っぽい雰囲気がとても漂います。
観光地名物のI LOVE 神戸シリーズもありますが一人旅ではいつも撮影のみ笑


ランチはハンバーガー屋さんへ
まずついたら腹ごしらえ。Googleマップを頼りにハンバーガー屋さんへ入りました。

驚いたことにここでは英語がほぼ通じません。そう、モンスが属するワロン地方はフランス語圏で、英語が通じにくいのです。指をさしながら「これください」となんとか注文成功。9ユーロほどで美味しくいただきました。旅の醍醐味、ローカル感満載です!


モンスの鐘楼(Belfry of Mons)
腹ごなししたら次はモンスのシンボル【モンスの鐘楼(Belfry of Mons)】へ。

この鐘楼はベルギー唯一のバロック様式の鐘楼で、1662年に建てられ、高さは87メートル。丘の上にそびえ立ち、低い周囲の建物からでもどこからでもその姿が目立ちます。まるでRPGのマップで「塔を目指せ!」と言わんばかりです。
館内には365段の階段があり、登りきるとモンスの街並みが一望できる絶景スポットです。

また、鐘楼には49個の鐘があり、時を告げるメロディー(カリヨン)が鳴り響きます。

カリヨンとは鐘の音色の芸術的な演奏スタイルで、透明な壁越しにその様子を楽しめます。味わい深い音色に感動必至です。



|ベルギーとフランスの鐘楼群2.jpg)
グランプラス(Grand-Place)
鐘楼の感動の余韻を胸に向かったのは「グランプラス(Grand-Place)」。
「え?グランプラスってブリュッセルのあの有名な広場じゃないの?」と思うかもしれませんが、モンスにも同名の広場があり、こちらは静かで落ち着いた雰囲気。観光客も少なく写真も心ゆくまでゆったり撮れました。Googleで出回っている写真と同じアングルで撮ろうとしたら移動式遊園地で残念..


軍事博物館(Mons Military Museum)
次に向かったのはモンスの【軍事博物館(Mons Military Museum)】。
「またまた戦争博物館か!」と思う方もいるでしょうが、モンスは歴史上大きな戦いの舞台になったこともあり、軍事関連の資料が豊富に展示されています。





第二次世界大戦の資料はもちろん、ナチス・ドイツとの複雑な関係を伝える展示も見応えがあります。戦史ファンは必見です。

モンスは小さくても魅力が見つかる奥深い街。次はぜひまた訪れてじっくり探索したいと思います。


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